【葛飾区の歯医者がわかりやすく解説】インプラントの入れ歯?インプラントオーバーデンチャーとは?
そもそも入れ歯(デンチャー)は取り外しが可能なものです。
その入れ歯をインプラントで固定する治療法がインプラントオーバーデンチャーです。
インプラントオーバーデンチャーとは、
2~6本のインプラントによって、固定された安定感に優れた入れ歯です。
もちろん入れ歯なので、総入れ歯、部分入れ歯の両方に対応できます。
通常の入れ歯は、お口の中の粘膜のみで固定されています。
なので、安定しない・発音に支障が出る・噛みにくい・ズレて痛い・外れてしまう、ということが起こってしまいますが、
オーバーデンチャーは必要な箇所にインプラント(2~6本)を埋め込み、入れ歯を固定することで安定させることが可能です。
その上で、入れ歯と同様に取り外しができるので、お掃除も簡単で清潔に保つことができます。
■インプラントオーバーデンチャーの費用
インプラントオーバーデンチャーにかかる費用は総額50万~150万円です。
埋め込むインプラントの本数や、入れ歯の固定の仕方で費用は変わってきます。
通常の入れ歯は保険適用となるので、3割負担であれば約10,000~15,000円で治療を受けることが可能です。
インプラントオーバーデンチャーは保険適用外なので、費用は全額自己負担となり、通常の入れ歯と比較するとかなり高額にはなります。
仮にインプラントオーバーデンチャーではなく、すべての歯をインプラントにするのであれば、1本あたり約30万円~40万円となります。
インプラントも保険適用外のため、すべての歯をインプラントにした場合の総額はインプラントオーバーデンチャーの比ではありません。
オーバーデンチャーはすべての歯をインプラントにするよりも費用を抑えることができます。
治療は保険適用外ですが、医療費控除の対象となるため費用はいくらか抑えることは可能です。
医療費控除とは医療費を年間10万年以上払ったときに、一定額の所得控除を受けられる制度です。
医療費控除額は(年間医療費用総額ー10万円)×所得税率で求めらます。
年収400万の方が治療費に年間40万使った場合、所得税率は20%なので(40万-10万)×20%=6万円が控除額となります。
保険金を受け取っているかで金額は変わりますので目安としてで覚えておきましょう。
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■インプラントオーバーデンチャーのメリット
◎インプラントの本数(費用負担)を軽減できる
通常のインプラント治療では、失った歯と同じ数のインプラント本数が必要となるので、
上顎全部をインプラント治療した場合、8本程度のインプラントが必要となります。
オーバーデンチャーであれば上顎全部の治療だとしても4~6本程度のインプラントで対応可能なうえ、
下顎に関しては顎の骨が硬いので、より本数を減らして治療できるケースもあります。
インプラントの本数が少ないということは、費用負担はもちろんですが、そもそもインプラントは外科手術のため、身体的負担も減らすことができるわけです。
◎ズレない安定した咀嚼が可能
インプラントを埋め込み入れ歯を支えるため、通常の入れ歯よりはるかに安定します。
食事中や会話中にズレる、外れる、といった心配事の解消にもなります。
◎違和感のない自然な見た目、審美的な美しさ
通常の入れ歯は、隣の歯にバネをかけて入れ歯を固定しますが、オーバーデンチャーはバネをかける必要はありません。
自然な見た目と、残っている歯への負担も軽減できます。
また、通常のインプラントと比較すると、入れ歯なので歯肉の部分まで作ることができるのが大きな特徴です。
歯肉の形態の自由度が増すため審美的なものを作製することが出来ます。
◎清潔に保つことができる
通常の入れ歯同様、ご自身で取り外し可能です。お手入れや調整がしやすくなっています。
◎顎の骨が少なくても治療可能なケースがある
通常のインプラントは、失った歯の箇所にインプラントを埋めることができる十分な顎の骨の量、厚みが必要になるのですが、
充分ではないため難しいという場合は、治療前に骨造成・骨移植の治療を行う必要があります。
オーバーデンチャーであれば、埋め込むのに充分適した箇所を選んで治療をしますので、顎の骨が少ない方でも治療可能なケーズがあります。
■インプラントオーバーデンチャーのデメリット
◎残っている健康な歯の虫歯リスク
部分的なオーバーデンチャーの場合、残っている健康な歯にオーバーデンチャーを被せる形での治療もあります。
その場合、残存歯に汚れがたまりやすくなり、虫歯リスクが高まってしまいますので、残存歯も含めて医院での定期的な専門ケアが重要となってきます。
◎そもそもできないケースもある
オーバーデンチャーも含めインプラントは外科手術です。
持病などで外科手術が難しい方、手術前後の禁煙ができない方は別の治療を検討しなくてはなりません。
◎取り外すストレス
取り外すことができることはメリットでもあるのですが、取り外しが面倒、恥ずかしい、と感じられる方もいます。
◎違和感
通常の入れ歯より安定しますが、そもそもは入れ歯の延長線にある治療になります。
自身の歯茎の上に、さらに入れ歯の床が乗っかることになるので、強い嘔吐反射がある方には適さない治療になります。
